| たいした話ではありません。ほとんど「つぶやき」に近いし……。 少なくともアルファの身の回りには電話が存在しないことは、いくつかの情報からわかっています。私も、全９巻をすべて読み込み、部屋の中から街角の電話ボックスの有無まで調べましたが、ある一カ所をのぞき、やはり出てきませんでした。 その「一カ所」以外では、電話の存在について議論できる手がかりは二つだけあって、０話の雑貨屋の看板の電話番号、もう一つは、５巻21頁のアルファの住所録で、ココネの欄に「TEL な……」（「……」部分は指で隠れている）と書かれていることです。 特に気になるのが、アルファの住所録です。 電話は「なし」と記載されているのでしょうか？ というのも、もし電話が無いことが当然であれば、わざわざ「電話：なし」などと書くでしょうか？ 持っている人がいる、しかもそれがそれなりの数でなければ、こうした書き方をするんでしょうかね。案外、都市部では電話を持っている人が少なくなかったりするかもしれません。 ちなみにわたしは、住所録には「携帯なし」と書かれたことがあります……。 で、例の一カ所なんですけど、５巻37頁、ムサシノ運送の事務所に、なんとなく電話に見えるモノが見えるんですが……。ほら、机に伏せているココネの頭の左側あたり……。気のせい？ ところで、今の宅配便の住所記入欄には電話番号を書く場所がありますよね？ でも６巻168頁では、宅配便の住所記入欄にはそんな場所が最初から無いように見えます。画面に出てないだけかもしれませんけれど……。 とすると、たとえ電話そのものが存在しても、持ってないのがあたりまえ、ってことかな？ ＊＊＊ ＊＊＊ ＊＊＊ ま、実際はどうなんでしょうね〜。個人的には電話はないほうがいい感じがしますけどね。雑貨屋の看板は……電話が不通になる前から営業している店舗だとか、昔の看板を取り外して持ってきたとか。 でも、なんて言うか、ちょっとした細部に電話の気配があるのは確かだし、一部の都市部で電話が存在している可能性は否定できるわけじゃないんだよな〜。 |